【2018.6.8】G7シャルルボワ・サミットから読み解くロシア史

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以前カナダシャルルボワで開かれたG7サミットでのトランプ大統領のロシアを含めG8にしようという発言についてかなりいろんな意見があがっていましたが、もともとなぜロシアがG8に参加したのか、なぜ今いないのかについて改めて再確認しました。

 

<G8への参加まで>

もともと1991年までは「ソ連」としてG7と敵対していたものの、ソ連が解体してからは「ロシア」という国としてサミット枠外の会合に出席していたよう。そして公式としては1994年のナポリ会合の政治討論部門からの参加をきっかけとして1998年のバーミンガム会合以降はG8ととして参加するようになりました。

 

<G8剥奪の理由>

きっかけは2013年から14年にかけてロシアのウクライナへの介入による「ウクライナ情勢」の悪化が一番の要因でした。その結果本当はロシア・ソチで行われる予定だったG8はブリュッセルへ会合が変更となりました。G7からは「ロシアが態度を改め、G8において意味ある議論を行う環境に戻るまで、G8への参加を停止する」ということなので、正確には脱退はしていないようです。

 

<今後の展望>

トランプ大統領はG8への参加の要望を発言していましたが、調べて見ると今開催されているロシアワールドカップはほとんどのウクライナ人が視聴を拒否していることからも、ロシア・ウクライナ間の溝は大きくなりそうです。個人的にはプーチンが退任しないと解決しない話題でもあるのかなと思っていますが、ロシアの知り合いに聞いて見るとその後もプーチンのあとを継ぐものが現れると言っているのを聞いていると解決まで長い道のりを感じます。

 

彼の意見

私の彼曰く

プーチンいなかったらサミットじゃないよ笑」と苦笑いで言っていましたが、本当にサミットに入っている余裕がないように聞こえました。

 

参考リンク

www.buzzfeed.com

ロシアW杯で複雑な気持ちを持ってる国もあります。

 

vdata.nikkei.com

G7の歴史をサクッと教えてくれます。

 

Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%BB%E8%A6%81%E5%9B%BD%E9%A6%96%E8%84%B3%E4%BC%9A%E8%AD%B0

外務省HP

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page4_004124.html

G7、ロシアをG8から除外―制裁強化も https://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702303495304579459982028077484  

 平成26年7月28日(月)午後 ウクライナ情勢を踏まえた措置について http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201407/28_p.html